テーマ: SWDプログラマの決定版 BBG-SWD!
開催日時 2016年4月27日(水曜日)18:30 〜 19:30
場所: | 東京体育館第四会議室 |
---|
概要
ARM関連のデバッグインタフェースでは、ARM社によるSWD(Serial Wire Debug)と呼ばれるシリアル通信でOn-chipのデバッグ機能にアクセスしたり、Flash ROMの書き込み等を行います。
同様の機能ではJTAGが歴史があり有名ですが、SWDはピン数が少なく高速です。最近ではOpenOCDでSWDサポートも充実しつつあります。
FST-01/FSM-55関連の開発にあたってはこれまで、ST microelectronics社のST-Link/V2を用いて、SWDアクセスによりFlash ROMの書き込み等を行ってきました。しかし、ST-Link/V2自身のファームウェアはプロプライエタリで、リバースエンジニアリングで自由ソフトウェアで利用できるといっても、確実に問題が無いのか心配です。場合によっては、そこがFST-01関連のセキュリティを崩す攻撃の対象になるかもしれません。
そこで、今回、Debian GNU/Linuxを用いてBeagleBone Green(BBG)で信号を制御し、BBGをOSとOpenOCDを含めた一体型のSWDプログラマとしようと考え、名前を BBG-SWD としました。
(FST-01などのハードウェア製品の)製造において工場出荷のファームウェア書き込みに BBG-SWD を利用することで、製造ラインに対する万が一の攻撃に備えることが第一の目的です。
実際に便利に使えるツールでもあります。
話題提供
- g新部 裕