11月の月例会

2011-11-09

テーマ: GONE - USB Token of HMAC-based One Time Password

開催日時 2011年11月15日(火曜日) 18:15 〜 20:00

会場:いつもと異なります。大手町(の外れ)、(元三菱総研の) 三菱総研ビル MR-2G 会議室 です。

FSIJ で Cryptographic Token のソフトウェア Gnuk の開発を進めて一年あまり。世の中で「セキュリティトークン」と言うと、ほとんどの人が One Time Password のトークンを思い浮かべるという事実を知ることになりました。

Cryptographic Token より簡単だから、One Time Password のトークンも作ろうか、というお話。

話者

  • g新部 裕

概要

STM32 プロセッサのボードを対象として、 One Time Password の中でも HOTP (HMAC-based One Time Password) を実装するソフトウェア GONE の開発を始めました(注意: GONE はまだ開発途中です)。

Git repository of GONE は gniibe.org にあります。

下記のトピックスについてお話しします。

  1. HOTP (HMAC-based One Time Password)ってなに?
  1. ハードウェアの選択 / 開発環境(OpenOCD) / Build の環境
  • 開発環境は Gnuk と同じです。
  • RTC (Real Time Clock) は前提としません。
  1. HID Device の Keyboard の emulation を行う形
  2. TOTP (Time-based One-time Password Algorithm) について
  1. どうやって時刻を Token に伝えるか
  • どうやら Yubikey は "sidekick application" を使う模様
  • Mass Storage Device でファイル操作によるタイムスタンプで伝えることができる * (Windows だと)FAT では directory の更新時刻は変わりませーん(むーん)