6月の月例会

2011-06-08

テーマ: FSIJ USB トークンと Gnuk の出来栄え

開催日時 2011年6月25日(土曜日) 18:15 〜 20:30

時間:FSIJ総会の後になります。

昨年9月の開発から 9ヶ月が経ち、Gnuk は安定して利用できるようになりました。

ハードウェアも STM8S Discovery Kit (の STM32 部分)が利用できることがわかり、安価で実用的な「自由ソフトウェア」の「自由ソフトウェアのため」の「自由ソフトウェアによる」 Cryptographic トークンが実現されます。

話者

  • g新部 裕

概要

1時間くらいでひととおり全部話しますので勉強しましょう。余った時間はデモ/ハンズオンにします。

  1. Cryptographic トークンってなに?
  • PKCS#11 と PKCS#15
  • OpenPGP card protocol
  • なんで PKCS#15 で PKCS#11 というように作らないで OpenPGP card protocol 準拠で作るのか
  1. これまでの開発の経緯
  2. ハードウェアの選択 / 開発環境(OpenOCD) / Build の環境
  3. gnuk.elf の build の仕方
  4. gnuk.elf を OpenOCD で書き込んで使う
  5. Gnuk Token を初期設定する
  • random bits
  • serial number
  1. GnuPG の鍵を作る
  • RSA 2048-bit の鍵を作る(署名、暗号、認証)
  1. Gnuk Token をパーソナライズする
  • 名前を設定する
  • 鍵をインポートする
  1. Gnuk Token を使う
  • GnuPG で使う
  • OpenSSH で使う

自分のノートパソコン、STM8S Discovery Kit あるいは STBee Mini など持ってくれば、この場で 動くところまで設定していくことができるでしょう。