仮名漢字変換ライブラリ Anthy

2010-06-29

2010年度から FSIJ は仮名漢字変換ライブラリ Anthy の開発を進めます。

FSIJ によるこれまでのサポート

これまで FSIJ は、未踏ソフトウェア創造事業、CodeFest (日本国内、海外), Google 夏休みコード道場、および Google SoC を通じて間接的に関わり、 Anthy の開発をサポートして来ました。

2010年度からのサポート

既に始めていますが、FSIJ は、Anthy の開発について、開発の主体となることを含めて、推進していきます。

新しく FSIJ の活動により書かれた code は FSIJ が著作権を持ち、自由ソフトウェアとして配布されます。加えて、希望者がいれば、FSIJ は開発貢献者からの著作権の譲渡を受け付けます。

カンファレンスなどの旅費、開発に必要な機器について FSIJ の費用負担を予算として用意します。

自由ソフトウェアの活動として、著作権について FSIJ で体制を整えます。

ソフトウェア特許に対して

ソフトウェア特許の問題は日本国内だけにとどまらずグローバルな問題です。ソフトウェア特許に対する対策としてFSIJは、Open Invention Network: http://www.openinventionnetwork.com/ へ加盟する予定です。

よくある質問に対する回答のようなもの

開発のリソースについては、リポジトリは Debian のサーバ、メーリングリストは sourceforge.jp を使ってます。これについては、変更有りません。

Anthy の開発に参加するに際して、FSIJ の会員になる必要はありません。

また、FSIJ の自由ソフトウェア運動としての方向性や、主張に必ずしも同意しなくても問題ありません。

自由ソフトウェアの活動として、これまでどおり Anthy の開発にご理解とご協力をお願いします。