9月のイベントの結果

2013-09-30

テーマ: GNUプロジェクトについて知るワークショップ(1つの結果)

日時:2013年09月29日(日曜日)13:30 〜 18:30

GNUプロジェクト30周年のワークショップで、参加した一人が下記のチェック・リストを作成しました。

これは大変に厳しい観点からのチェック・リストであり、一つでも○がつけば、喜んで良いと思います。 ○がつけられなくても悲観せずに、その方向に進む努力をしましょう。

別の観点からは、GNUが実現して勝利したとは言えども、30年の間に脅威は増えつづけて現実もまた大変なことになっている、と再認識させられます。

自由なコンピューティングってなによ?

  • 自分のコンピューティングを自身で制御する
  • コンピューティングに関して他の支配を受けない

Caution!

「できる」ということだけではありません

あなたの暮らしはどれくらい、自由なコンピューティングとなっているか

GNUプロジェクトの目標と目的の観点から、チェックリストを作ってみました。

主なチェック・リスト

  • 使うコンピュータは、 http://h-node.org/ を見るなどして、自由を最大限に尊重するものを選ぶ。
  • (不自由な)BIOSを入れ替えて、coreboot を入れている(coreboot がサポートされる製品を選んでいる)。
  • OS は GNU を利用している。
    • 不自由なプログラムを含まない OS を利用する。
    • 不自由なプログラムをインストールしない。
    • 上記二つの目的を完全に達成するべく、自由なシステム・ディストリビューションの gNew Sense を使っている。
  • もちろん、カーネルも自由ソフトウェアを利用する。
    • 不自由なソフトウェアのデバイス・ドライバは使わない。
    • 不自由なソフトウェアのファームウェア (binary blob)をロードするデバイス・ドライバは使わない。
    • 上記二つの目的を完全に達成するべく、(たとえば) Linux Libre を使っている。
  • 不自由なファイル・フォーマット、プロトコルを使わない。
    • 音声では、MP3は使わない。Ogg Vorbis を使います。
    • 動画では、Flash や MP4 は使わない。Ogg Theora を使います。
  • Webブラウザで、自由なコンピューティングを害する、「Webアプリ」を使わない。
    • 上記の目的を完全に達成するべく、JavaScriptは disable している。もしくは、LibreJS を使っている。
  • プライバシを尊重しないサービスは使わない。特に集中型を避ける。
    • 上記の目的のためのひとつとして、MediaGoblin を応援している。
  • 「ワード添付」をしない。
    • たとえそれを可能とする自由ソフトウェアがあったとしても、自分と同様の特定のアプリケーションを相手にも使わせる事を要求することを慎む。
  • サービスへの加入や登録を要請する Web を参照し、相手にもそのサービスを使わせる事を要求することを慎む。
  • PDF を "Adobe PDF" と参照して、特定の会社の不自由なプログラムへリンクすることはしない。 http://pdfreaders.org/
  • 本来必要のない形で利用者のプライバシを侵害する/自由を奪う、「Web アプリ」を使わない(例: 機械翻訳、交通経路探索)。
    • 手元にインストールして使うことができる(はず)のものを通信でもって提供する側のコンピューティングによって実現する必要が果たしてあるのか、いつも検討する。
  • 最新のPCは使わない(使えない)。
    • Secure Boot はユーザの自由を奪うものである。
    • MPUへのマイクロコードのパッチは binary blob とみなさざるを得ない。
    • メモルアクセスのための binary blob は、使わないとシステムが利用できないので、そういうシステムは使わない。
    • ハードウェア乱数生成に関してハードウェアのバックドアの可能性を心配している。
  • 「統合開発環境」にはだまされない
    • 歴史的に見れば開発環境による囲い込みは自由を奪う常套手段。
    • Java Trap を忘れない。
    • 自由ソフトウェアの開発においては、開発環境も自由ソフトウェア、というのがあたり前になった。けれども...
    • 自由なハードウェア設計においては、この観点が忘れられがち。
  • 著作権と自由ソフトウェアの関係は複雑である、と覚えている。
    • 自由ソフトウェアのためには、著作権を放棄すればよい、というものでもない。
      • 不自由なソフトウェアにも利用されてしまうから。
    • 自由なソフトウェアを広めた自由ソフトウェアのライセンスは著作権に立脚している。
    • 著作権法の一部の DMCA と自由ソフトウェアは相容れない。
  • 特許は自由ソフトウェアの理念と両立しない、ことを忘れない。
  • DRMは自由ソフトウェアの理念と両立しない、ことを忘れない。
    • インチキンドル(Swindle)は購入しない。
  • 不自由なコンピューティングを強制する事につながるものを推奨しない。特に、近いところに勘違いしやすいものがあるので注意を喚起することを忘れない。
    • Ubuntu は推奨しない。自由ソフトウェアの量が問題なのではない。
    • GitHub は(不自由な)「Webアプリ」の使用が前提なので推奨しない。
      • Gitorious, Savannah を使う。
    • RaspberryPi は推奨しない。
      • 安価なコンピュータだが、開発者/利用者に不自由なコンピューティングを強制する事につながる。
      • Wandboard, Arduino を購入しよう。

他のチェック・リスト

かならずしも加点とはなりませんが、下記の観点もあるでしょう。

  • FSFの賛助会員です。
  • FaiF ( http://faif.us/ )を毎回聞いている(聞いたことがある)。
  • Free Software Supporter http://www.fsf.org/free-software-supporter/ を購読している。
  • GNU Gear のファンで、ポロシャツやT-シャツの新しいデザインがでたらいつも買っている。
  • FSF に行くときはドレスコードを遵守し、プロペラ帽をかぶって訪問する。

その他の観点

  • クレジットカードはできるだけ使わない。
  • 携帯電話は持っていない。
  • 国民ID、電子投票など、政府の行う電子化には賛成しない。
  • A の会社のサービスで通販で買うことはない。
  • もうひとつの A の会社の製品を買うことはない。
  • F の会社のサービスで探しても、わたしのアカウントはありません。
  • G の会社の一部の活動は評価に値するかもしれないが、その自由を奪うサービスを使うことはない。